ダイバーには有名なバリアリーフが広がるベリーズ。
海の美しさそのものに憧れるあなたにはお勧め。他国に比べていろんな意味で大変だけど。
海が美しいことは間違いありません。
キーカーカーやサン・ペドロのあるベリーズってどんなとこ?
「ベリーズ?どこそれ?」
旅やダイビングに興味のない人からの一般的な反応はこんな感じ。
メキシコユカタン半島の南、グアテマラの東部に接するカリブ海
沿岸の小国で、かつてはスペイン統治下でグアテマラの一部。
でもイギリスがカリブ海の統治国から黒人を連れてきて
勝手に占領してしまったという歴史があり、
現在は多民族が入り乱れて暮らしています。
多民族国家とはいっても目立つのはブラック系の住民。
言語も周辺諸国と異なり、スペイン語ではなく英語。
中華系住民もそれなりにいるが中華街を形成するほど多くはなく、控えめに暮らしていて、
中国人の力が余り強くない上に、日本のことはよく知られてないので居心地は微妙・・・。
日本人が「ベリーズ?どこそれ?」というのと同じく「ジャパン?・・・アメリカにあるの?」
なんて聞かれたりした(笑) 学校で教えないんですね。日本のことなんて。
私にとって食べ物がまずい上に物価が高い(質の割に高いと感じる)のがネックで、
逆にベリーズからメキシコに入ると、コストパフォーマンスの高さに感動します。
多くの住民がのんびりと農業や漁業をしながらマイペースに暮らしているので、
環境破壊も起こっておらず、手つかずの自然を楽しみたい場合にはオススメ。
ただし快適な滞在を求めるのであれば、日本なみの出費は覚悟した方がよいです。
(島もキーカーカーよりサン・ペドロがオススメです。)
治安はそれほど悪くはありませんが、特に日曜は酔っぱらいが多いです。
特にアジア人の女一人で歩いていると絡まれることもあるので注意。
ベリーズへの行き方
また、日本人はベリーズ入国にビザが必要です。
陸路でトランジットで抜ける場合、手数料のみでビザが不要だったりしますが、
この辺りは流動的なので、大使館に確認した方がよいです。
また、出国税は空路でUS35ドル、陸路で約US20ドルほどとられるなど、
いちいち高いので、長期旅行者などトランジットで抜けるつもりなら、
グアテマラのフローレスからメキシコのパレンケに抜けるルートをオススメします。
通るだけの税金にしては高すぎると思うんですねぇ。
(滞在してお金を落としたら割引される・・・なんてこともないし)。
- 飛行機でベリーズ・シティに入国する。
アメリカ経由:ヒューストン(CO、NW、TA)、ダラス(AA、CO)、マイアミ(AA)
グアテマラ経由:フローレス(MW、PM)
エルサルバドル経由:サン・サルバドル(TA)
※CO:コンチネンタル航空、NW:ノースウエスト航空、AA:アメリカン航空
※TA:タカ航空、MW:マヤ航空、PM:トロピック航空 - 陸路でベリーズに入国する。
グアテマラのフローレスから旅行会社の国際バスに乗る。所用5時間。
メキシコのチェトマルからコロザル経由で入る。新市場Nuevo Mercadoから出る。
1等バスなら長距離バスターミナルを経由するのでバスターミナルで待つのも可。 - 海路でベリーズに入国する。
グアテマラのプエルト・バリオスから定期船と乗り合いボートが出ている他、
リビングストンからの乗り合いボートもある(ただし、週2便くらい)。
乗り合いボートは日よけの屋根があるだけなので雨がふると悲惨です(←降った)。
ホンジュラスからベリーズまでの船は一晩かかり、140ドルだそう。
ベリーズ・シティからキーカーカーorサン・ペドロへ
ベリーズに入国してしまえば後の移動はスムーズです。
キーカーカー及びサン・ペドロへはベリーズシティのマリンターミナル、対岸の裁判所裏の埠頭、スイング橋北のガソリンスタンド裏の埠頭から、ボートが運航している。
マリンターミナルからキーカーカー行きのボートの最終便は17:30。
周辺の町からベリーズシティに移動して、そのまま島に渡ることも可能です。
(右写真の時刻表はクリックすると拡大します。)
キーカーカーの島の先端。壊れた桟橋にたたずむ人とマングローブ