島と聞いて、あなたはどう思いますか?
島国日本に生まれた我々日本人は、少なからず外部と分断された環境で暮らしてきました。
そのせいか初めて島国ニッポンからでた時は外国との空気の違いを感じた気がします。
「これが外国か」とおっかなびっくりながらも、もっと見たい、もっと見たいという衝動に駆られ、
仕事して、休みを取っては旅行して、・・・という生活を10年以上にわたって続けてきました。
最初にはまったのは、日本ではできない陸路での国境越えです。
国境という目に見えない線を越えた瞬間から時差のせいで時間が変わったり、
売っている物や人々の服装が変化する国境もあります。
国境を越えて走る国際列車では、車内や駅で出入国手続きがあったり。
現地の人にとっては、めんどくさいことこの上ない手続きだろうとも、
島国ニッポンからきた私にとっては、いちいち新鮮だったのです。
だから飛行機などは使わず、なるべく地をはうような旅を選んで旅していました。
ある時、そんな旅の延長で「島」にわたってみたことがありました。
するとどうでしょう。
同じ国のはずなのに、まるで国境を越えたかのように雰囲気が変ります。
宗教や食文化が変ります。生態系が変ります。民族さえ変ることもあります。
国籍を持たない人たちが住む島まであるのも日本人の私にはとっても驚くことでした。
そしてちょこっと島に渡っただけで、外見上はあまり変わらない人たちでもなんか「文化」が違う。
これ、日本国内でも同じです。一介の旅人の私が「あれ?なんか変ったぞ」って感じる。
なんかその不思議さに魅せられて、船代がかかろうと、時間がかかろうと渡れる島には渡ってしまう。
そして、大概の島はなんだかのんびりとしていて、ただその地に立っているだけで
普段日本であくせくしている自分がすーーっと癒されたりします。
そんなこんなで、陸路国境越えの次に始めた楽しみはアイランドホッピング※もどきです。
船で島に入るたびに、国を超えたかのような旅の雰囲気を楽しめるのがいい。
そして、よせばいいのにいつでもつい甲板にでてしまい(出ると船酔いしないし・・・)
船を降りるときにはふきすさぶ風に強制マッサージされ続けて硬直したほほの筋肉を
くいくいと動かしてほぐしている自分がいる(なんか痩せた気分にもなる)。
桟橋もない小さな島にロングテイルボートで入り、ズボンの裾をたくし上げて気合い一発。
ザックを抱えてバランスとりながらばしゃばしゃと波打ち際を歩いて入ったり。
そんなちょっとだけ冒険チックな小さな島に旅ゴコロがそそられます。
その島旅の合間に始めたのがシュノーケリング(スノーケリング)。
ダイビングをしないのはお金がかかるからです。
シュノーケリングなら技術もほんの少しで充分だし、子供でも手軽にチャレンジできます。
深海の生物は見れなくても、カラフルな熱帯魚や珊瑚は海面からでも見れるんだもんね。
カメだってつんつんさわれるし。
というわけで、なんちゃってシュノーケラー、なんちゃってアイランドホッパーの私が、
個人的主観でもってシュノーケラーの視点で島旅をレポートします。
ダイビングや釣りはしたことがないため、そういった関係の情報は欠けていることとは思いますが、
島の雰囲気や行き方、宿泊情報など、次に訪れるあなたの参考になれば嬉しいです。